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2008年12月12日に1周年を迎えたbowls。この節目にお料理メニューを一新することに。
そこで、フードディレクターの寺脇加恵さんに、bowlsのメニュー開発をプロデュースしていただきました。





1)メニューコンセプトの決定
まずbowlsの立地や客層のヒアリングからスタートしました。
ふだんはスパイスをたっぷりと使った世界の郷土料理を得意とする寺脇さんですが、bowlsの客層は子どもから年配まで幅広いという特徴をふまえてメニューコンセプトを考えます。
「世界の郷土料理のテイストを加えながらも、日本の舌からは外れない範囲で、自分なりのアレンジを加えました」という寺脇さん。日本にはいろんな国籍のものをご飯の上にのせて食べる「どんぶり」という食文化が成熟しているのを把握したうえで、同じく米を主食とする国の郷土料理(アジア、イタリア、スペインなどなど)を参考にアレンジを研究。
そして決まったコンセプトは、『他にはない、bowlsでしか食べられないDONBURI』と『毎日食べたい、と思える糸ひく後味のメニュー』です。

2)食材選びと生産者訪問
寺脇さんとbowlsが食材選びで意識したことは、『鎌倉野菜を多くつかう』『素材調理の際に化学調味料をできる限り使わず、その代わりにスパイスを使用して、味に深みを加える』ということ。
そのbowlsの食材を支えてくれているのは、生産者さんと卸業者さんです。信頼関係のもとに成り立つ、生産者―卸業者―お店の関係。そこで寺脇さんとスタッフは新メニュー開発をきっかけに、新たな気持ちで生産地を訪問しました。
自分たちが普段扱う食材が、地元生産者により丁寧に丹念につくられている環境に改めて触れたスタッフは、調理をする上で、より一層、気を引き締めようと心に決めました。

3)メニュー考案
「起きてる時に目に入るものはすべて、そのなかにメニュー開発のヒントがないかと日常的にシナジーづけしている」という寺脇さん。まず一番最初に決めたメニューは、お店の顔「どんぶり」でした。
「代表メニューになって、bowlsにしかない個性があって、何度も食べたくなるものを」と寺脇さんが考えだしたメニューは
「車麩と鎌倉野菜の肉味噌丼」。また、全体をとおして、「見た目にもきれいなカラーリングで楽しいお皿に仕立てよう、そして、なるべく素材は手仕込みで・・・」と考えました。それによってスタッフの作業負荷が増えないように、
レシピを決定していきます。

4)試作
寺脇さんのオフィスのキッチンで繰り返しおこなわれた試作。
「自分の脳に記憶してある各国料理の要素・パーツを、頭のなかで組み合わせ、それに自分のオリジナリティを加えて実現化する作業」と試作を位置づける寺脇さんは、まずつくるよりも先に、盛りつけデザインをスケッチするとか。リクエストされているイメージ(たとえば、ゴージャスとか、キュートとか)で、そのメニューを盛りつけたときにどうなるか?を描きながら、メニューを試作するのが寺脇流です。

5)第1回試食会&フィードバック
ここからは寺脇さんの考えたメニューを、ボウルズの厨房とすり合わせていく作業。スタッフの最初の感想は、「おいしい!」
一方、寺脇さんは「ここで、お店のコンセプト、現在の顧客が好むテイスト、スタッフのスキルなど総合的な情報が把握できた」。
試食会とフィードバックは、関わるメンバー全員が、お店のコンセプトや客層、立地条件、売りとなるポイントなどを、改めて見つめ直す機会となりました。

6)最終試食会
見た目もブラッシュアップされた最終試食会。
現場の作業工程や提供方法などもここですべて確定しました。



WORK 活動実績
ヘルシー&オリジナルな食のプロデュース
*食をツールとしたフードエンターテイメント「BeMyGuest」での活動
イタリア郷土料理&郷土ワインを楽しむクラス「Italian Trip」の開催
旬のレストランのシェフを招いてのクラス「厨房で逢いましょう」の開催
実施例 「賛否両論」笠原将弘シェフ
「a hill」山下九シェフ
「ヤマダチカラ」山田力シェフ
「ヴィーノ平田」石川シェフ
*飲食店総合プロデュース
表参道ヒルズ「Forbidden Fruit」メニュー開発&プロデュース
箱根Narayaカフェ アドバイザリー&メニュー開発
*コーポレートケータリング
「Room to Read」(元マイクロソフトJohn Wood)ケータリング
株式会社「hatena」定期コーポレートケータリング
Q:趣味は?
A:世界の食市場やワイナリーめぐり、単館系映画鑑賞、Jazz、釣り
Q:好きな食べ物は?
A:穴子・桃・シャンパーニュ
Q:好きな男性は?
A:白洲次郎
bowls staff's VOICE「寺脇さんはどんな人?」